セント・バーナード
■ ルーツ
チベタン・マスティフをもつ犬種が先祖にとされており、紀元前にギリシャ、イタリアを経てヨーロッパへわたった犬の子孫とされている。また、11世紀ごろという説があり、スペイン・マスティフ、あるいはスイス・ゼネンフントの影響を受けているとも言われている。イタリアとスイスの国境の峠にある、グラン・サン・ベルナール寺院の僧侶たちによって、寺院の番犬、雪中救助犬として独自に飼育、訓練されてきた。
■ 外見的特徴
全犬種の中でも最も大きな頭部と体をもつ超大型犬。骨太で、両目のくぼみははっきりとしている。鼻筋はまっすぐ通り、目から下顎までは非常に深く、鼻吻部は四角だ。鼻は大きく黒く、目はやや小さく瞳は暗色で、両目が適度に離れ、深くくぼんでいる。耳頬に接して垂れている。大きく強い歯、咽喉の下に垂れるほどのたるみがあり、この犬の特徴である。被毛は短毛と長毛の2タイプがあり、いずれの場合も平らに密生する。まっすぐからウェーブのかかった毛まである長毛タイプは、首の周りの毛量が最も多く、腿部に適度な飾り毛をもつ。一方、短毛のタイプはまっすぐで硬く短い毛が密生し、腿部と尾にわずかな飾り毛がある。
■ 性 格
全犬種中で最大の超大型犬であり、成長も著しく早いので、幼犬期からの服従訓練としつけは必須。基本的に性格は従順で、頭もよく、ほかの犬とも仲良く暮らせる。