ラブラドールレトリバー
■ ラブラドールレトリバーのルーツ
16世紀ごろ、ヨーロッパの漁船に同乗して、カナダのラブラドール半島に渡った犬が祖先とされている。極寒の地の海辺で、海中に流された漁網を探したり、網からこぼれた魚を回収する作業犬として飼育された歴史をもつ。1800年代に入り、ニューファンドランド島から塩ダラ運搬船に乗ってイギリスへ渡ったことがきっかけとなり、ヨーロッパに紹介され改良された。従順で訓練性の高い犬にその後変えられ、運搬犬、警察犬、盲導犬としても利用されるようになった。家庭犬としても人気が高い。
■ ラブラドールレトリバーの外見的特徴
頑健な体格に恵まれた犬種である。胴は短く幅広く、筋肉がたくましい。広い頭部は額がわずかに盛り上がり、両目のくぼみもはっきりしている。鼻吻部は長く、幅広の鼻は鼻孔が大きい。目は中くらいの大きさで、色は茶色または薄茶色。頭部の後方についた耳は小さめだが、根元は幅広く、頬のうしろに接して垂れている。適度な長さの尾は、付け根が太く先細で短い毛が密生している。短く密生した被毛は滑らかで、撥水性に優れている。
■ ラブラドールレトリバーの性 格
頼りになり、従順で訓練しやすい。感覚が鋭く、温和で利口な犬種である。非常に人なつこいので、警備犬や番犬には向かない。ほかのレトリーバー種に比べて、少しやんちゃな面があり、幼犬期からのしつけが必要。明朗で親しみやすい性格ともいえよう。盲導犬や捜査・救助犬などとして活躍するだけの能力をもちあわせているだけに、家庭犬としてのしつけも、なんなくこなす。